刑事裁判と民事裁判における弁護士の立場と役割の違いというものは?

刑事裁判と民事裁判における弁護士の立場とは?

弁護士の立場というものは、刑事裁判と民事裁判とでは全く異なります。刑事裁判でも民事裁判でも、訴追する側の原告と、訴追される側の被告とが争うわけですが、刑事裁判では、訴追する側の原告は常に検察官(検事)なのであり、訴追される被告の側に立つのが弁護人である弁護士となります。これに対して民事裁判では、原告側、被告側の双方に弁護士が付くことになります。この違いは、刑事裁判と民事裁判との根本的な性格の違いによっているのです。

刑事裁判民事裁判の根本的な違いとは?

何故、刑事裁判と民事裁判とではその性格が根本的に異なっているのかといえば、刑事裁判とは犯罪を裁くための裁判であり、民事裁判とは紛争を解決するための裁判だからです。犯罪とは違法行為そのものであるために、これを追求する原告は検察官となり、被告とされている者の側には弁護士が付くことになります。しかし、紛争とはまだ違法行為であるか否かの判断がついておらず、その両当事者の正当性を裁判で争うというものなので、裁判を提起した原告側にも提起された被告の側にも、共に弁護士が付くことになるのです。

刑事裁判と民事裁判における弁護士の役割の違いとは?

刑事裁判と民事裁判とでは、弁護士の役割というものは大きく異なっています。というのも、刑事裁判における弁護士の役割とは、原告となる検察官によって訴追される被告をいかにして擁護するか、というものであるのに対し、民事裁判において原告側と被告側の双方に付く弁護士の役割とは、原告側と被告側の権利をいかにして正当化するか、というものだからです。このために、刑事裁判における弁護士の役割が被告の無実証明となるのに対して、民事裁判における弁護士の役割は、弁護する原告側、被告側双方の権利の正当性の主張、となっているのです。

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